女性の活躍

建設業界は男性職のイメージが強いですが…
今や建設業界は“女性”がなくてはならない存在!
特に現場では女性ならではの視点を必要としています。
そんな声をぜひ学生のみなさんにも知ってもらうために、
弊社で、欠かせない存在になっている若手の女性施工管理者にインタビューをしました!

建設本部(2014年入社)
田中寛子さんインタビュー

田中さんの今現在のお仕事を教えてください。

―ここ最近のお仕事は、新築工事の現場管理で主に、作業予定が工程表通りに進んでいるか、それぞれの業者間の調整(導線ルートの誘導)などおこなっていました。
担当現場に後輩がいるときには、指導・フォローなどもおこなったりしています。

田中さんの今までの経験で大変だったお仕事はどんなことですか?

―鉄筋の基礎を全部チェックする作業です。品質管理のなかで、それぞれの箇所で決まった太さの鉄筋の本数が決まってるので、それが全部合っているかの確認しなければならないのですが、その作業は夜遅くまでかかってしまって…。
その時は他の先輩も手伝ってくれたりしたので、初めはほんとうに苦労しました。今は慣れたのでもう大丈夫です。(笑)

地場ゼネコンでよかったなと思うところはどんなことがありますか?

―全工種をみることができることです。会社によると思いますが、大手ゼネコンなどであれば、その道のプロのような現場の1・2工種しか携わらないような振り分けになりますが、地場ゼネコンであれば、全部の工種をわかるようになるので、建物がどうやって建っていくかがよく理解できることですね。私は、全部にしっかりと携わったうえで、自分で造り上げた達成感を感じたいなと思います。

女性技術者の観点からの、特有の悩みとかはありますか?

―やはり施工管理のお仕事は現場の総括なので、職人さんにいろいろ指示をしてお願いすることも多いのですが、自分が女性だと思ってしまうと色々気を使うこともありますね。
あとはお手洗いなどの問題はあるかと思います。当社は女性技術者の意向で、現場の男性女性トイレを分けるかどうか決めることができるので問題はないのですが、他の会社さんではそういう問題もあると思います。更衣室については、当社は現場直行直帰できるので問題ないのですが、他社によってはそれもできなかったり…。更衣室は必要だという方もいると思うので、その2つは女性特有の悩みになるのかなと思います。

田中さんが思う女性技術者っていいなと思うところは
どんなことがありますか?

―1番わかりやすいのは「重い物を持たなくていい」ということです!(笑)やはり、現場のみなさんが私を『女性』として扱ってくれるので、私が荷物を運ぼうとすると、「大丈夫?かわるよ!」って声をかけて持ってくれるんです。いい意味でとても大事に扱ってもらっている実感があります。
あとは、細かいところに気づきやすいというところです。掃除などもそうですが、女性の観点は男性より少し厳しい視点をもっていると思うので、施工管理のお仕事において、細かい気づきや要求ができるのは良いことだと感じています。
あとは、近隣住民の方へご挨拶するときに、比較的日中は専業主婦の方などがご在宅のことが多いのですが、私が女性ということもあって、抵抗感なく話をしてくださるので、それも得しているなと思うことがあります。お客様にも「女性が一人でも現場にいると華やかになるし、細かいところを気付いてくれるのでいいよね」と言っていただいたこともあります。
現場でも、女性が行くと作業員の方々が身なりを直したりなど、面白いぐらいに違うなと思うこともあります。(笑)

田中さんにとってのやりがい

―やっぱり一番は現場が完成したときです!竣工写真撮っているときは、達成感とほっとした気持ちとたくさん感じることがあります。あとは、自分の予想がぴったりはまったときです。例をあげると、コンクリートでぴったり打ち切り出せたときなどです。なかなかぴったりいかないので、すごく気持ちいいです!あとは業者さんを入れるタイミングなどがうまくいって、工期にいい影響を与えられたときです。

田中さんの今後の展望は

―いろいろ思うことはあります。一つは、女性技術者の方がさらに増えたときに、次世代の子たちが困らないように色々準備していたいなと思います。あと今後の自分の目標としては、現場を全てみれるような所長になりたいです。代理人からさらにステップアップして、全部の仕事を一人で網羅できるようになりたいです。

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